関模型のタイガーT型やその他大型戦車のコーナ
昔からの戦車模型ファンならば関模型のタイガーT型を知っている人は多いと思います。
私も例に漏れず、密かに入手したいと考える1人である。
が、しかし価格が非常に高いのである。2001年ぐらいに一度ヤフーオークションに出品されたことがあります。
その時私は、30数万円まで入札しましたが、入札金額は上がり続け落札価格は50数万円だったと記憶しています。その後2004年11月までおそらく一度も出品されていないと思います。(私が知る限り。)
製造元の関模型は後に関エンジニアリングと社名を変更しましたが、インターネットで調査してもほとんど情報を得ることができません。このたび私が、ある方の協力で知り得た関模型および関タイガーに関する情報を本ページに記載し、インターネットでの関模型の情報源になりたいと考えます。


サンダー伊藤氏に提供いただきました関タイガーの写真を掲載します。(’07.10.21撮影)

関タイガー全体(提供サンダー伊藤氏)         関タイガー後期ミッション(提供サンダー伊藤氏)


関タイガー足廻り(提供サンダー伊藤氏)          関タイガー前面(提供サンダー伊藤氏)



関タイガー内部サス部分(提供サンダー伊藤氏)     関タイガー内部全体(提供サンダー伊藤氏)


2006年11月に連続して2回関タイガーがヤフーオークションに出品されました。1回めは\451000で落札されました。2回目は11月18日に出品され\100000スタートです。1回目は私は\450000まで入札したのですが終了数秒前に負けました。関タイガーへの思いは'06年現在も続いています。以下11月25日追記、2台目の関タイガーは\376000で落札されてしまいました。私は¥375000まで入札しましたが負けました。やはり関タイガーとは縁が無いのかもしれません。

さて、上記’06年一回目の関タイガーオークションに関連して、その道の権威サンダー伊藤氏より当サイトのこのコーナにありがたい情報をいただきました。サンダー伊藤氏は模型戦車マニアの間では超有名人であり個人的にメールをいただいたことは非常に光栄で、サプライズな出来事でした。サンダー伊藤様ありがとうございました。細く長いお付き合いができたらと思っております。早速その情報を元に関タイガーの情報修正を以下に記載します。


1.関模型製作所・セキ・エンジニアリングは既に解散して存在しない。90年代半ばぐらいまではあったら
  しい。(1994年?)
  ちなみに関模型の住所は東京都下高井戸1-37-15、セキ・エンジニアリングは、埼玉県入間郡大井町
  大字亀久保665-50に住所変更されている。
  2枚目の写真は1976年当時の電動関タイガー。関タイガーはもともと電動仕様しかなかった。
  デラックス型とこれを改良したカスタム型があったと記載されてある。スタンダードもあったのでしょうか?
  全長870mm、全幅370mm、全高310mm、登坂力45度以上、デラックス型の自動変速機の変速幅
  は54:1〜27:1であったがカスタム型では70:1〜23:1に変更されていた。左サイド・フェンダー上の
  ワイヤーロープ(キャタピラ交換用だったんですね)はカスタムで初めて標準装備されたようです。

       
関タイガーの箱とミッション(オークション画像)      1976年当時の関タイガーの広告(提供カメキチさま)クリックで拡大画像

2.関模型は昔「キャットバギーという1/8バギーを製造していた。(インターネット検索にて)
  オプションでリバース装置もあった。


キャットバギー広告(提供カメキチさま)クリックで拡大画像

3.関タイガーの販売価格は変動が大きかったらしく1975年のカタログでは定価12万円。販売は松下電池
  が行っていました。今12万で手に入るなら2、3台はまとめ買いするでしょう。きっと。
  1980年頃は55万円ぐらい、1985年頃から100万円以上になり、1990年代は140万円以上した。

  1980以降に記載の価格は未確認であり、特に末期はごちゃごちゃになっていたようです。
  下記の広告は、少なくとも1976年以降のエンジン仕様の関タイガーですが、スタンダードが55万円、デラックス
  が85万円、そしてなんと前期型も存在したらしくデラックスのみの販売で115万円と記載されています。またエン
  ジンの写真はVツインで、しかも「各種エンジン用設計製作致します」とあります。
  またこの頃は発売元が松下電池ではなく、ハノマークの電動仕様を除いて直接セキ・エンジニアリングが販売も行
  なっていたようです。


    
セキ・エンジニアリング時代の広告(提供カメキチさま)クリックで拡大画像



       
関模型製作所時代の広告(提供サンダー伊藤さま)

4.関タイガーには、少なくとも7種類のミッション仕様がある。(特注を含めるともっと種類はあるらしい。)
  マイナーチェンジを繰り返し性能アップが図られていた。外観では、砲塔(回転軸位置、キューポラの
  向き)の変更、ローダーズハッチの違い、ベンチレータの違い、アイドラーホイールの違いの他、スプロ
  ケットやドライバーバイザーなどが鋳物ではなく削りだしで製作されたものがある。削り出しにした理由
  は、外注で鋳造で作っていたパーツのロット単位の代金が販売台数減で支払えなくなり、自社の機械
  加工に移行したらしい。NC加工機があったらしいので品質はとても良い。

        
       
後期型ミッション(提供サンダー伊藤さま)             前期型ミッション(ミッチーさま搭載品)

     
         
削り出しスプロケット(最終型関タイガー)           V型ツインエンジンとミッション(オークション画像)
(サンダー伊藤さまより横浜在住の有名マニアの写真をいただきました)


  
     
削り出し部品色々(提供サンダー伊藤さま)


5.現存する関タイガーは日本に100台プラスα程度の激レアものである。またかなりの台数が海外に輸
  出されたようであり、米国に関タイガーのファンサイトがあるらしい。(日本にはある。)

6.特注でダブルデフ仕様、V型ツインエンジン仕様もある。

   
     
V型ツインエンジンユニット前面(オークション画像)      V型ツインエンジンユニット後面(オークション画像)

7.関タイガーのギヤは焼入されておらず、摩滅が早いようです。
                           修正情報提供 サンダー伊藤様('06年11月)         
これが私の知っているほとんど全てのことです。こんなことも知っているという方がおられましたら、掲示板orメールで情報提供をお願いします。

'06年6月更新
関模型の解散理由をある掲示板で知りました。少し残念です。でもこんなすばらしい戦車を作った人ですからそのことだけで熱い情熱を感じます。ぜひ復活して1/8バージョン関タイガーを出して欲しいです。



2008年3月ついに関タイガーを入手しました。入手先はオークションではなく戦車マニアの方です。
詳細なレストア記を掲載していくつもりですが、時間が無い・・・しばらくお待ち下さい。


                   以下レストア記掲載予定



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おまけ
その他 大型戦車のこと(タミヤ1/16シリーズを除く。メジャーすぎるので・・・)

三共(’06年11月25日修正 情報提供T氏)
1/10 74式戦車・キングタイガー(エンジン・電動の二種類あり74式の電動は大和というところから代理販売もされている。)キングタイガーにはミッションが2種類あり、後期は74式と共通です。前期は、非常に凝った機構になっているとのことです。 
昔61式の1/8?もあった。50万円くらいしたと思う。また瞬間的に90式戦車も販売されていた。これはヤフオクの出品物で初めて知りました。
2006年12月ついに大型戦車入門として三共の74式戦車を購入しました。やはりヤフオクで¥91,000の落札価格でした。2007年9月現在、整備はなかなか進まず不動状態です。

足回りを中心にかなり汚れています。また動くようになったら動画掲載します!
→74式戦車は、先に記載した関タイガー購入資金のため売却しました。ちゃんと整備できなくて残念でした。


’09年7月関タイガーと並んであこがれであった三共61式戦車を購入しました。落札価格は¥196000三共61式としては安い方ではないでしょうか?時間をかけてゆっくり整備していきたいものです。

                            
三共61式レストア記
2012年ゴールデンウィーク。今年は恒例の家族旅行も無く自由時間もたっぷりあり何かしようと考えた。
そうだ三共61式を動かそうと決心したのが4月末。とりあえず動かすだけですが、偉大な一歩です。
 ざっと見てみると受信機が双葉のPCM1024方式が付いていましたがプロポがありませんでした。まずはネットで双葉FF7に入札しましたが結構値上がりし残念。次に目を付けたのが今流行の2.4GHzびっくりするような安値で6chが入手できました。しかし送料をケチり定形外のため入手できたのが5月5日朝。走行当日でした。
 2.4GHzに付属してきた受信機にはバッテリー入力端子がありませんでした。いずれかのchからBEC入力をもらうことは直ぐ想像できましたが、単三ニッケル水素×4本を適当なchにつなげてもピクリともしません。あきらめかけましたが電圧チェックが厳しいのかなと思い、アンプに7.2VバッテリーとつなげてBEC入力と取ると見事動きました!
 また、戦車に付属していたサーボは古いタイプのコネクターで出っ張りがあったのでカットし受信機の端子に挿せるようにしました。(これは以前やったことがありました。)BEC電源の時もですが、プラス、マイナスはHPで調べて間違わないように注意しました。
 その他、砲塔旋回用に2Vシールドバッテリーを楽天で入手したのですが、これもピクリとも動きません。砲塔を2分割し中を見てみるとなんと540モータが大きなギヤボックスに接続されており砲身上下、砲塔旋回、キュポラー旋回を一つのモータできるようになっていました。これを見ると直ぐに1/16タミヤゲパルトのレーダ旋回、エリコン機関銃上下、砲塔旋回を1chでまかなっていたことを思い出し、時代だな〜とにやりとしました。540モータであるし2Vにしているのは見た目のスピードを重視してのことと思い、7.2Vにしても動作自体は大丈夫だと考え7.2Vバッテリーを2Vのラインに接続しました。スイッチはオリジナルを残しました。
  アクセルワイヤーを手動で動かしていると何かが飛びました。よく見るとアクセルワイヤーがキャブに取り付けられている部分を押さえている樹脂の部品が割れて外れていました。応急処置として半田ゴテで樹脂溶接して事なきを得ました。
  最後に残る最大の問題、それは暴力的な重さです。購入したときは家人にバレてはまずいという思いから火事場のバカ力的に2回まで上げましたが2度とできないと思っていました。以前同じモデルを所有される方からキャタピラを外せば良いというアイデアをいただいていたので、実際にやってみるとやはり軽かったですが、まだ腰に来そうだったので転輪も外すことにしました。(1輪のみ硬くて外れませんでしたが)こうすると、何とか正常なテンションでも2階から下ろすことができるようになりました。(それでも重いですが・・・)現場で再度組み立てるのは面倒ですが終わった後に清掃できることを考えると、悪くないと思います。
  いよいよ5月5日浜の宮公園で走行させました。写真は愛車スマートにうまく納まった図です。次の写真は現場で転輪、キャタピラを組み付けた図です。


誰もいないところでゆっくりと思っていたのですが、色々な人に声を掛けていただき、楽しくなってきました。エンジン始動に大変手間取り、透明のドーム上のものがチョークポンプと気付くのに1時間!ひたすらリコイルしていました。チョークするとエンジンはうまくかかり、走行に移りました。途中左右逆であることに気付き、プロポのリバーススイッチでサーボの動きを切り替えました。走行していると左旋回がややうまくいかないことと、しばらくすると右旋回も超信地旋回できなくなるなど、細かい部分に気が付き始めました。これは多分クラッチ部分が滑っているのだと思います。これは今後煮詰めて行きます。エンジンは5月でも熱ダレしていたようです。砲塔旋回はうまくできました。走る+αの貴重なギミックです。独立作動にせずこのまま残したいと思います。
 16:30頃、再度キャタピラ、転輪を外し、各部清掃し家路に着きました。近くの中学校から部活の掛け声が聞こえてとても懐かしい気持ちになりました。
走行シーンです。



 今後は、ディテールアップという方向もありますが、まずは現状で61式をよく知り運用のベテランになろうと思います。それからディテールアップの道に進むかもしれません。



三ツ星商店 
サンダー伊藤氏提供の61式戦車写真を掲載します。(’07年10月21日撮影)
(’06年11月25日修正 情報提供T氏)
レーシング戦車。74式・レオパルド。1/8バギー用のエンジンを搭載し、戦車としては異常に速かったらしい。タイガー1型もあった(1/12)キャタピラーモデルという会社が製造していた。関タイガーに比べるとディテールは甘いところが見受けられる。また同じ1/12でヤークトパンサーもありました。ヤークトパンサーは三ツ星商店が発売した初めての戦車だそうです。
それからそれから1/9.3の61式戦車もありました。T氏によるとこれは国産最高の模型戦車とのことです。今後オークションに出品されていたら注目したいと思います。
 
三ツ星 61式戦車(サンダー伊藤氏提供)      三ツ星61式戦車3速ミッション(サンダー伊藤氏提供)


三ツ星商店は'03年3月31日付で倒産したらしいです。(下記インターネットで見つけた記事を転記したものです。)

(株)三ツ星商店は、1936年6月に創業、1950年1月に法人化された玩具業界の老舗卸。プラモデルや模型を主流として、キャラクターグッズ、TVゲーム、ミニカー、モデルガンなど多岐にわたる商品を取り扱い、品揃えが充実していることから業界内外でも高い知名度を誇っていた。しかし最近は、長引く景気低迷や同業者間の競争激化に加え、ヒット商品にも恵まれず、さらにマイカルグループなどに対する大口の焦げ付き債権が発生するなど急速に資金繰りが悪化していた。多額の借入金が収益を圧迫し、昨年には台東区蔵前にある自社ビル数棟の売却や在庫圧縮、物流コストの削減などに取り組みながら社長自ら陣頭指揮を取り営業力の強化も図っていたが、業績は回復せず、3月31日付で事業を停止し自己破産申請の準備に入った。負債総額は推定で約95億円とのこと。



イーグル模型
タイガー1型、ロンメル(ヤークトパンサー)1/8(国内最大)販売中。発売当初37万円であったが今は49万円。
ツインギヤードモータ式の電動。速度が異常に遅いらしい。キャタピラが切れやすいという未確認情報あり。
'06年6月にタイガー1型が1/6サイズが発売されていることを知りました。
また、タミヤ1/16で有名なシャーマンも発売されていました。イーグル模型は元気ですね!
イーグル模型さんのホームページです。1/6タイガーが紹介されています。
1/8タイガーもファインバージョンで生まれ変わったとのこと、イーグル模型のHPを見ると部品点数で数百点
増加したとのことで、写真で見てもかなり理想のレベルに近づいています。
 

                     
NEWイーグル1/6
    
        1/6タイガー                                1/8タイガー

     
      1/8 シャーマン                           1/8ロンメル

1/6タイガーの詳細です。
全長 1385mm
全幅 600mm
全高 500mm
シャーシ部の全長 740mm
重量 75kg
その他 フラッシュライト付き
キャタピラを含む車体の98%が金属(70-75ジュラ)製ボディは重量 感抜群。工場にて組み込まれた6チャンネルプロポ(6サーボ仕様)は、砲塔旋回、砲身角調整、超信地旋回、フラッシュ回路、小銃角調整などのあらゆるアクションをリアルに再現しました。実車のジャッキ用ギヤードモーターを2個使用し、パワーに優れた走行と、レジスター式スピードコントローラーによりスムーズな駆動を実現。大きさと材質から生まれるサウンドは、まさに実物そのものです。 動力用電源には12V 7A のシールドバッテリーを使用し約30分間の走行を楽しむことができます。


イリサワ
タイガー1型1/12販売中。インギヤードモータ式の電動。価格49万円。関タイガーより一回り小さい。ディテールはかなり良い。お勧めの一台。パンサーもあります。
イリサワのHPが無いため、唯一通販している「たのみこむ」から画像を転載しました。

2006年7月にオークションに出品されています。7/20時点で12万円です。きっと20万ぐらいまでは上がる
でしょう。ちなみにタイガーの定価は49万です。


    


相原模型製作所
61式戦車1/15。車体全長420mm。1965年頃の商品。私が生まれる前のモデル。

今井科学
エレファント1/15。プラスチック模型。実車と同様バックが苦手らしい。

バンダイ
1/15シリーズ。タイガー1型、フンメル、4号戦車F2、4号突撃戦車。



フンメルも大好きな戦車の一つです。ジャンク2台所有しています。



この古い緑の箱が好きです。



戦車関係リンク集
ロシア製の1/6シリーズ。ボディーはFRPらしい。
こちらで詳細ご覧下さい。
http://www.interdacom.ru/~tanks/
 
イギリス 1/6タイガーの製作記
http://stinch.com/one6armor/index.html
 
ドイツ レオパルド2の1/8、1/10の販売等。ドイツ語は難しい。
http://p.mueller-alfeld.bei.t-online.de/home.htm
 
香港 1/8 自作M1エイブラムスの紹介。本に出ていたのを見たことがある。
http://home.netvigator.com/~kwongck/

40%スケール(1/2.5)のタイガー1型製作記。
http://members.localnet.com/~rleete/

ボービントン博物館のタイガー1型(実車)紹介。
http://www.tiger-tank.com/

1/2!スケールのシュツルムゲシュツ
http://www.users.zetnet.co.uk/lsm/dhmg/shul004.html

1/3!スケールのヤークトパンサー
http://www.users.zetnet.co.uk/lsm/dhmg/shul002.html

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