フロントを巻きバネから京商のコイルスプリング式に変更した。このため次の問題が発生した。バンプステアである。バンプステアとは、サスペンションの沈み込みにより車輪のトー角が変化してしまう症状である。
図1 バンプステアの原理図
非常に簡単な図であるが、矢印の部分により、タイロッドが押し出され中立位置でトーインになる。
これは、シグマ三共シグマGUスペシャルのフロントのダブルトレーリングアームの場合である。
解決策は、サーボセイバーとキングピンのレベルをできるだけ合わせ、タイロッドに付く角度を押さえることである。具体的には、サーボセイバーを倒立するだけという非常に簡単な方法で見事解決できた。

写真1 三共シグマGUスペシャル
6/24(火)今日は、サイレンサー部を修理した。ガスケットを一枚板から切って作成した。
問題点は、マニホールドの穴と、アダプターの穴が合っていないことで、これについては厚めで比較的硬いガスケットを使用する事で様子を見る。明日は、会社帰りにライト模型に寄って部品を買う予定。
購入予定品 ・1.8mmピアノ線
・1.5mm長のキャップスクリュー(マ二固定用)
・エアクリーナ
6/25(水)ライト模型で上記商品を予定通り購入。今日は、ピアノ線でタイロッドの製作(左右一緒に曲げるのは非常に難しい)、エンジンを下ろし、メタノールに漬けた(丸一日以上漬ける予定)ここでメタノールにした理由は、グロー燃料の主成分がメタノールだからである。あと、サイレンサーを組み立てた。
グロー燃料は、メタノールを主成分に潤滑油とニトロメタン、各種添加剤が入ったものである。もしエンジンの固着が直れば、後はこまごました調整のみで走行可能である。
余談ですが、三共製作所は東大阪市にある会社で、ラジコンは、今では戦車などを製作しているだけじゃないかと思う。61式戦車は幼少のころ強烈な印象を残した。確か50万円オーバーだったと思う。こないだヤフオクで90式戦車を限定で作っていると知った。定価56万円で落札金額28万円くらいだったと思う。
三共製作所の社長は相当な戦車マニアと見た。どう考えても利益が出ているとは思えない。今回のシグマGUスペシャルは、今から思えばなんとマニアックな車種を買ったのかと考えてしまう。
古いRCをご存知の方ならこれが京商のサーキットバギーに酷似していることに気づかれることでしょう。当時小学6年か中学1年ぐらいの僕は、安さにつられてこちらを買ったと思うが、今から考えたらメジャーすぎるサーキットバギーよりレアなシグマにしてよかった。ちなみにこのモデルのあとラムダという4WDもしかしら4WDS?のバギーが出ていた。三共はギリシャ文字で車名を付けていたことに当時の僕が気づくよしも無い。
6/26(木)メタノールに漬けたエンジンを朝手で回してみると初めは、固着の部分が引っかかったがニチャという感じで回った。メタノールから出すかどうか迷ったが、とりあえず会社に行かないといけないのでそのままにした。帰宅後、メタノールで各部を洗浄しエンジンを本体に取り付けた。更にサイレンサー・エアクリと付けてほぼ完成となった。
後の課題
フロントのFRPで自作したダンパマウント間の補強バー取り付け。
サーボセイバーを倒立させたことによるリンケージ関係(具体的にはメカボックスの穴明け)
フロントタイヤのひび割れに瞬着を流し込む
ここまでが走行に必要なこと。
ボディの塗装及びボディマウントの取り付け
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08年3月有馬にて走行しました。その時の動画です。
